2010/5 乗鞍岳


GWは仕事だったので、GWの後を休みにして乗鞍岳に登って来た。

GW中続いた好天も一息入れて雨となった5/7と、また持ち直した5/82日歩いた。


2010/5/6


のんびりと10時くらいに家を出て、松本へ。

これまで松本での買出しをやったことが無かったので、八ヶ岳PAを出る時に、カーナビで松本付近のスーパーを検索し、西友・笹部店に行く事に決めた。

長いこと松本で降りて山に入っているが、これまでに松本で買出ししていないのは不思議といえば不思議です。松本インターを降りてカーナビの言う通りに細い道を辿り西友に辿り付いた。途中で本当にこんな所を通るの?と不安になるような道を行かされた。

店は平日の昼過ぎでがらんとしていたが、結構色々なものを揃えている大き目のスーパーだったので買出しには良い場所かもしれない。

後日、地図ソフトで調べてみたが、一旦上高地側に走るとほとんど買い出しに良さそうな店は無い。唯一、波田町役場の裏の波田駅の側にアップルランドというスーパーが有る様なので今度通る時にはチェックしてみたい。



観光センター付近から
観光センター付近からのビデオ

買出しで、大量に食料を買い込んだ。珍しく焼肉材料とかも購入。大き目のコッヘルを持って来ていないのに気が付いて鍋も購入、ビールに焼酎と、買い過ぎでした。

5/6はまだ晴れていた。三本滝駐車場まで一旦上がって、リフトの止まったスキー場を歩いて登り、ひと滑り。10分登って2分くらいの滑り。一度だけで止めた。



三本滝駐車場付近から
三本滝駐車場付近からのビデオ

休暇村まで降りてお風呂に入ってからまた三本滝に戻る。レストハウスの横にひさしの出た場所があるので、そこにキャンプ用の2連のガスバーナーを据えて焼肉を開始。他にはほとんど誰も居ないのでのんびりとビールを飲みながら夕食。ふと熊にこの匂いが届いたら出てきたりするのかなぁ、などという不安がよぎったが、出ては来なかった。当然ゴミはまったく残していないので後には影響は無い。

暗くなってから、車の中でヘッドランプの明かりで仕事の資料を読んでから寝る。休み中に読めというお達しなので、仕方が無い。



2010/5/7


今日は朝から雨だが、こうなる事は分かって来ているので、準備をする。視界の悪い、この雨の中でスキーで滑る気はしないのでスキーは置いていく事とする。

朝飯にコーヒーとパン、蕎麦をゆでて食べてから、後始末をし、雨具を着込む。


私の他には1-2台車が有るが、上に行く人は居ないようだ。松本から来たという人が雨の中、スキーアイゼンのテストをしていた。3Dアイゼンという特殊なものらしく、見せてもらうと歯が横向きにも付いていた。ちょっと面倒そう。

前日からの風で、レストハウスのひさし部分の屋根のプラスチックの波板がばたついて、それをとめていた釘を飛ばしていて、駐車場に釘が散乱していた。気が付く限りの釘は拾って問題無さそうな所に捨てたが、気づかずに踏んでしまうと大変だなと思った。落ちていた釘は結構多く片手で一握りくらい有った。


8:20のバスには私一人乗り込む。乗っている客は4人しか居なかった。バスは雪の壁の細い道をギリギリの間隔ですり抜けて登っていく。道路は川のようになっているし、運転手さんも大変だと思った。


位ヶ原山荘について、登山届を書き、雨の中を歩き出す。地図では山荘の直ぐ前辺りから屋根板という場所に登っているように見えるのだが、登り口が見当たらなく、一旦引き返して、小屋の人に確認すると橋を渡ったその先から、と言うことなのでもう一度、少し先まで行くと雪を崩した登り口があったので、そこから上がる。


この時期、何処でも行ける状態なので踏み跡もあちこちに沢山あり、明確なルートと言う状態ではない。赤布や赤旗等の目印もほとんど無い。強い雨でしかも視界があまり無いので、何度も振り返りながら、地形を覚えて、帰りに迷うことがない様に注意する。


雨で湿った重たい雪、凍っている場所も無くアイゼン無しで登った。進行方向右手の斜面が2月頃に雪崩れた斜面かな、と思いつつも、その斜面側に入り込み過ぎている感じだった。上に上がったら一部道路の端が見えている場所に出て、左手側に建物が見えた。大雪渓の下の小屋だ。

この頃、風が強さをまし、風上側を向き難いほどだったので、小屋の風下側に行って休む事とする。雨具は既に濡れた状態と成っていた。ゴアテックスなのだが結構雨がしみている。普段の手入が悪いせいでちゃんと機能していない。まあ、無いよりは遥かにマシなのだが。

一休みして、さてどうしようかと思ったが、視界の悪さと、風が冷たく成り出したと感じたので、多分寒冷前線の通過の辺りなのだろうと判断し、単独で誰も居ないときにこれ以上突っ込むのは止めにして戻る事にする。

ツアーコースがどの辺りか確認しながら、地図との対比で来た時には本来のコースよりも高め、北寄りに来ていたので、少し南側を戻る。雪は適度にあり、穴に落ちるような場所は無く、急斜面も快適に下れる。この時期の雪歩きは楽しい。

小屋に11時位についたがバスは1235分。しばらく待たせてもらうことにする。小屋の人がハンガーを貸してくれて、ストーブの側に濡れた雨具を干させてもらう。とても親切な小屋だと感じた。コーヒーを頼んで、手持ちのアンパンで昼食。しばらくしたらバスが来た。時間よりもえらく早いなぁと思ったら、バスの人もここで昼食の時間らしい。1時間ほど、帰るまでに時間を取っているようだ。バスに乗ってきた人もこの雨では散歩も出来ず、そのまま小屋で1時間時間を潰していた。

バスで三本滝に戻り、インターネットで以前に調べた、乗鞍のペンションに電話してみる。空いているそうなので泊めてもらうこととする。場所は以前に調査済みなので、迷わずに行けた。

ペンション・サウスコル、入ったら旦那さんが出てきた。ちょっと大雪渓まで行って濡れているのだけれど、と言ったら、「乾燥室はもうやっていません。玄関のその辺りにでも吊るして下さい。」との事。ちょっとガッカリ。山を歩く人の気持ちが分かるのかなぁと期待していただけに出鼻をくじかれた。

更に、次の朝の食事を7時にとお願いすると、バスに乗るのか?と聞かれ、明日晴れたら、とか、なんだか嫌そうな反応に再度、がつんとやられた気分になる。

温泉は24時間入れるそうなので、まずは温泉に入って、着替えをし、湿っているものを部屋に干した。暖房が入っている感じだったので玄関に干していた雨具を、滴るほどではなかったので部屋に干しなおす。ビールの残りとおつまみで一杯やってからしばらく昼寝。

夕食はそれなりに量があり、結局最後の肉は食べきれずに残してしまった。味は全体にちょっと不満。頑張ろうとしているけれど、味に深みが足りず、今一歩と言う感じ。

明日が早い予定なので、夜のうちに清算を済ませてもらう。



雨があがった後の観光センター付近から



2010/5/8 晴れ


雨は昨日の夕方にはあがり、朝から快晴。部屋からも乗鞍が良く見える。

朝食の前に、一之瀬園地で水芭蕉でも見ようかと思い、6時ごろに行ってみる。駐車場につくと、なんと車が駐車場の端からダイブして斜め状態と成っていた。前から落ちたようだ。ナンバーから神戸の車。ちょっと離れた所に車をとめて、出てからチラッと眺めてみた。小屋の方にカップルが座り込んでいて、私を見て立ち上がったのでたぶん持ち主なのだろう。怪我も無く、生きているようなので一安心。ガソリンタンクにも傷が無いので、ひとます放って置いても良いようだ。

この後、カメラをストックに取り付け、角度を調整しようとしたら、ポーーンと飛んでしまって、駐車場のアスファルトの上にガツン。慌てて拾い上げたが、もはや電源が入らない状態と成っていた。ショック!、今日は沢山写真をとろうと思っていたのに。

ショックでは有ったが、園地の中を少し散歩して水芭蕉を確認。もう咲いていた。

駐車場に戻ってきた時には、警察とJAFの人が来ていた。何せ見事に後輪だけ残して落ちているので引き上げるのがとても難しいと頭を悩ませていました。下手に引き上げたら腹を擦ってガソリン漏れとか起こすだろうし、上手い方法があるのだろうかと思いつつ後にしました。

朝食を食べて、ペンションを後にし、三本滝へ、7:30分頃に到着。

8:20分のバスに向けて準備。好天の中、駐車場は満杯。次々にスキー場の中を登っていく人が居るのを元気だなぁと眺める。ちょっと年配の人も登っていく、、、8:20近くになってバス停の辺りに移動すると、バスの時刻表を見ている人が運休とか言っている。慌てて見てみると、路面凍結のため8:20のバスは運休と書いてあった。どうりで沢山の人が登っていく訳だ。10:10のバスも運行するか確定していない。

一時間近くの時間を無駄にした事になるが、諦めて私も登る事とする。スキーは担いで登り始める。思ったよりも上部スキー場辺りも雪が残っていた。ツアーコースは充分滑れる量の雪が残っていた。スキーの上手い人たちがシールでガンガン登って行く中を黙々とスキーは担いだまま歩いて登る。10時過ぎにツアーコースの終点付近、11時位に大雪渓の下、12時過ぎ位にやっと肩の小屋にたどり着いた。


携帯電話のカメラでの写真
大雪渓の手前付近から剣ヶ峰

摩利支天岳


高天ヶ原


穂高方面


ザックとショートスキー


全面の雪の斜面でこの時間だと適度に柔らかくなっていて、何処でも滑れそうだが、光っている場所も多く、気温が下がると硬いアイスバーンに成るだろうと思われる場所も多い。

肩の小屋の側で風を避けながら昼食。お湯を沸かしてアンパンとココアとチキンラーメン。

荷物を肩の小屋に置き、アイゼンをつけてピッケルだけもって登り始めたが風が強く風上側の手の血行が悪くなっているのを感じる。体力的にも結構疲れているのと、このペースでピークまで行って肩の小屋に戻ると2時半過ぎ3時近くになりそうなので、斜面が冷えてアイスバーン化したら私の腕では楽しく滑れそうにない。肩の小屋から100mほど登ったところから引き返すことにした。

肩の小屋からスキーを履き下り始める。肩の小屋辺りは表面が薄く凍ったブレーカブルクラスト、昼間だと乗ると割れるので特に問題とならないが、もう少し硬くなったらモナカ状態か、カチカチで面倒かもしれない。全体に柔らかい雪なので踏みつけると崩れてくれて、場所による雪質の違いでバランスを崩すことも少なく、上手くなった気にさせる雪だ。

また、肩の小屋からツアーコースは大半はゆるい傾斜なので、私のような下手くそでも、登山靴でのスキーで特に問題なく滑れる。

問題は体力。少し下ってはゼイゼイと一休み、を繰り返しながら下っていく。もう少し登りで疲れていたら、スキーは無理だったかも知れないくらいに、三本滝に下りた時には足が疲れていた。

それでもスキーの力は強力で、4時間かけて登ったところを1時間で降りて来たことになる。体力があれば更に半分以下の時間で降りれるだろうと思う。まあ、その分重い荷物となるのだけれど。

後は、休暇村でのんびりと温泉に入り、一休みしてから帰路につく。20時過ぎくらいに帰宅。
この時期の乗鞍はとても楽しい場所だと思う。特にスキーを使ってあちこちのんびりと滑って廻るのが良さそうだ。



下記の地図データは、国土地理院の電子国土Webシステムを使用しています。