島根県CMS-VM 取扱い説明書

改定 12/06/21

Ver. 1.0

1 : はじめに
2 : ダウンロードと展開
3 : 仮想マシンの設定
4 : 仮想マシンの起動方法
5 : 島根県CMSの利用
6 : 使用上の注意
7 : 仮想マシンの終了方法
8 : バックアップ
9 : 島根県CMS 情報
10 : システムの更新

改定履歴

1 : はじめに [index]

この取扱説明書はリナックス(Debian) に島根県CMSというコンテンツ・マネージメント・システム(CMS)をインストールした仮想マシンの取扱い方法について説明したものです。

このシステムではDebianのデスクトップ版を使用しています。

仮想マシンの基本的な使い方は「仮想マシンの使い方」を参照してください。ただし、使用しているOSがubuntuでなくDebianであるため異なる部分も有ります。

島根県CMSの仮想マシンは有料配布です。

ダウンロードは自由に行なえますが、ダウンロードしたファイルを解凍するにはパスワードが必要です。パスワードは事前に購入しておいて下さい。

仮想マシンはsshで接続可能な設定となっていますのでsshでリモートログインして操作することも可能です。

仮想マシン上のゲストOSのネットワーク設定はDHCPと成っています。その為、起動時に自動的にIPアドレスを受け取って起動します。

2 : ダウンロードと展開 [index]

下記のページから仮想マシンをダウンロードして下さい。

ファイル名は下記の形式です。

shimane_日付_VMware4_debian.exe

ここで、日付の部分には年月日を表す数値が入ります。

ダウンロードしたファイルは自己解凍の実行モジュールです。実行すると自己解凍して仮想マシンのイメージファイルが展開されます。

ファイルはWindowsの実行モジュールですのでWindows上で実行してください。

実行時にパスワードを聞かれますので購入したパスワードを入力してください。

展開されたファイルを実際に動作させたい環境へコピーして下さい。

3 : 仮想マシンの設定 [index]

1. VMware Player を起動します。

2. 「仮想マシンを開く」をクリックし、上記で展開した場所を指定して仮想マシンを開きます。

3. 「仮想マシン設定の編集」をクリックします。

4. 「ハードウェア」タブの「メモリー」をクリックし、ご自身のマシン環境に合わせてメモリーのサイズを調整します。512MB以上は必要です。

5. 「ネットワーク」の設定は「ブリッジ」と成っています。

4 : 仮想マシンの起動方法 [index]

1. VMware Player を起動します。

2. 「仮想マシンを開く」をクリックし、上記で展開した場所を指定して仮想マシンを開きます。

3. 「仮想マシン設定の編集」をクリックします。

4. 「ハードウェア」タブの「メモリー」をクリックし、ご自身のマシン環境に合わせてメモリーのサイズを調整します。その他の設定は変更しないで下さい。

5. 「仮想マシンの再生」をクリックして仮想マシンを起動します。

ログイン用のユーザー名は 'user01'です。ただし、ログイン画面上には'vm user'と表示されます。

パスワードの初期値は'pw4user01;'と成っています。起動したら直ぐに変更する事をお勧めします。

このDebianでは特権命令はrootに移行して実行します。rootのパスワードは pw4root; です。

5 : 島根県CMSの利用 [index]

5.1 : 自動起動 [index]

島根県CMSはシステム起動時に自動的に起動されるように設定されています。

5.2 : IPアドレスの確認と設定 [index]

以下の操作は仮想マシンにログインして行ないます。

5.2.1 : IPアドレスの確認 [index]

画面上部のメニューバーの「アプリケーション」「システムツール」「ネットワーク・ツール」とクリックします。

「デバイス」タブの「ネットワーク・デバイス」で eth0 を選択します。

IPv4のIPアドレスが仮想マシンのIPアドレスです。

ネットマスク、ゲートウェイ、DNSサーバーの値は記録しておいて下さい。固定IPアドレス設定時に使用します。

5.2.2 : IPアドレスの設定 [index]

初期設定はDHCPと成っていますが固定IPアドレスに変更してご利用下さい。

DHCPのままだとIPアドレスが変わる度に島根県CMSサーバーのIPアドレスを確認して設定しなおす必要があります。

1. 仮想マシンにログインします。

2. 画面上部のメニューバーから「システム」「設定」「ネットワーク接続」とクリックします。

3. 「有線」タブの「Auto eth0」を選択し、「編集」をクリックします。

4. 「IPv4のセッティング」タブをクリックし、「DHCP」を「手動」にします。

5. 「追加」ボタンでIPアドレス、ネットマスク、ゲートウェイを設定します。

ネットマスクとゲートウェイの値は、IPアドレスの確認で表示されている値を使用します。

会社等の場合、IPアドレスは管理者から割り当ててもらったものをご利用ください。

勝手にIPアドレスを使用した場合、ネットワークの混乱を引き起こす場合があります。

6. DNSサーバーの値を設定します。

DNSサーバーの値は、IPアドレスの確認で表示されている値を使用します。

7. 「適用」をクリックして保存します。

5.3 : 島根県CMSへのアクセス [index]

5.3.1 : 管理画面ログイン時の管理者パスワード [index]

ユーザー名 : super_user

パスワード: super_user

5.3.2 : リモート利用 [index]

5.3.2.1 : 説明用の仮定条件 [index]

以下にこの章での説明のための仮定の値を定義します。利用時は仮定された値を実際の値に変更してご利用ください。

リモートの島根県CMSサーバーのIPアドレスを192.168.0.130 と仮定します。

5.3.2.2 : ブラウザから島根県CMSサーバーに接続する。 [index]

ブラウザのアドレスバーに島根県CMSサーバーのアドレスを指定してせつぞくします。

http://192.168.0.130

  • 実際のIPアドレスに置き換えて指定してください。

5.3.2.3 : ブラウザから島根県CMSサーバーの管理画面に接続する。 [index]

ブラウザのアドレスバーに島根県CMSサーバーのアドレスを指定してせつぞくします。

http://192.168.0.130/_admin/login

  • 実際のIPアドレスに置き換えて指定してください。

5.3.3 : ローカル利用 [index]

ログインしてブラウザを起動しアドレスバーにlocalhostと指定してせつぞくします。

http://localhost:8080/

5.3.3.1 : 管理画面に接続する。 [index]

http://localhost/_admin/login

6 : 使用上の注意 [index]

6.1 : 仮想マシンの「パワー」メニュー [index]

VMware Playerのメニューで「仮想マシン」「パワー」にリセット、サスペンド、パワーオフと有りますが、これは実際のマシンでの該当する操作と同じと考えてください。

実行中にリセットやパワーオフを行なうとファイルシステム等の整合性がとれない状態となり、システムの破壊の原因と成ります。

6.2 : VMwarePlayerの設定 [index]

設定メニュー「ファイル」「Playerの環境設定」で「仮想マシンを閉じるとき」の設定は「仮想マシンをサスペンドする」を選択して下さい。

7 : 仮想マシンの終了方法 [index]

7.1 : シャットダウン [index]

通常はシャットダウンして終了してください。

7.1.1 : 手順 [index]

画面最上部のメニューバーから「システム」「シャットダウン」をクリックします。

7.2 : ホストマシンを終了させる [index]

仮想マシンが動作中は終了処理が中断され、確認画面となり、動作中のプログラムとして仮想マシンが出てきます。キャンセルして仮想マシンをシャットダウン後にホストマシンを終了させてください。

注意 : ノートPCの蓋を閉めても、上記の終了確認画面が出て終了しない状態と成ります。お急ぎの時、このままバック等にしまうとノートPCの温度が高くなったり、電池が消耗したりすることが有ります。ノートPCは確実に電源が切れたことを確認の上、しまうようにして下さい。

8 : バックアップ [index]

展開した仮想マシンフォルダー以下全てをコピーしてバックアップしてください。

9 : 島根県CMS 情報 [index]

島根県CMSの情報はWeb上にはあまり見つかりませんでした。ダウンロードページにあるマニュアルを参照してください。

9.1 : インストールされているバージョン [index]

島根県CMS 1.4.5

Ruby 1.8.7

Rails 2.3.5

10 : システムの更新 [index]

ログインしていると更新の案内が表示されます。必要に応じて更新してください。


改定履歴 [index]

2012年06月21日 ver. 1.0 初版

VMware Player v4用