N-boxキャンピングカー化

設計方針

• 対象車両 : ホンダ N-BOX 軽自動車
• 車自体の改造をしない
• シンプルな構造とする
• 部品は置き場に困らない程度の大きさとする
• 簡単に組み立て/解体 可能とする
• 今回は一人用とする

設計図

部品一覧

ベッド部分

• 助手席側に設置
• 助手席を一番前に出した状態から1段戻した状態
• ほぼベッドと触れる位置になる
• 設置時は一番前で設置し、設置後1段もどす
• この差が約5cm、ベッド部は1500mmだが最長1550mm可能
• ただし、1550mmだと助手席に座れない。1500mmだとなんとか座れる
• 設置時はドア側に寄せないと運転席のシートとぶつかる
• 後席は一番前にした状態で畳む、シート位置で足部の高さが変わるので注意
• 足の高さは現物合わせで決めた、それぞれ高さが異なっている
• 下に荷物が置けるように、少し高めにしてある
• 足とベッド板は足にオニメナットを埋め込んで頭の平らなボルトで接続
• 寝るときには助手席を一番前まで動かすと5cm楽になる。運転席の後の座席も倒して、斜めに寝れるようにする。

• オニメナット(白い部品)は穴を開けてねじ込むことで木にナット部分を形成できる。これで組立て・分解で板が傷まない。
• ネジは平らな頭で、六角レンチで締める

足元拡張

• そのままでは寝るときに窮屈なので斜めに寝れるように足元を拡張した
• 強度はそれほど必要ないので、金具でベッド部分に引っ掛けて1本足で立たせてある。
• 金具部分のベッドとの繋ぎが現在木ネジなので、ここは改良が必要

天井部分

• カーテンの設置と、ライト等の設置用に天井部分に板を渡した
• 取り付けは車の取っ手部分に乗せるだけの構造とした
• 脱落防止用に穴をあけ紐で取っ手に縛れるようにした
• 取っ手間の長さにぎりぎり差し込める長さにしたのでそのままでも脱落しにくい

• 結合は穴を開け、ボルト・ナットで締める( 6M 60mm)
• そのままでは木に食い込むのでワッシャーで食い込まないようにする

利用時の写真

• ベッド部の下にイスやテーブル等を格納可能

• 衣類ボックスも置ける
  

• ガスバーナーで料理も可能だが、大量の蒸気や油はね、ニオイの付着を考えると、可能な限り外で料理をする方が、室内を汚さないと思われる。

• お湯を沸かす程度なら問題ない

備考

• ゴミ箱用に蓋の密閉できるバケツを利用。これは役に立った。ごみのニオイも広がらずにすむ。
• 改良点として、寝る前に飲んでいたコップ類やつまみ類をポイつと置ける棚があると便利だと思う。
• 10Lの水タンクを持っていったが量としては料理には十分。夏場のシャワー程度には使える。
• 今回電動ドリルを購入したが、格段に効率が良くなった。穴あけ等も楽勝。コード式で2480円は安い買い物だった。
• 店によっては工具の貸し出しがあるので利用すると効率が上がる
• 店頭での木材カットサービスを利用すると直角にカットできる。私はノコギリで切ったので多少ずれた。
• 組立て、解体とも30分程度
• 経費合計2万円チョイ、多少余り部品あり
• 運転席の後ろの席は座れるようにしてあるが、くつろぐ時には倒してフラットにした方が楽。イスの状態でベッド部を机にして飲食することが可能。
• 換気扇は必要かもしれない。朝は窓ガラスがかなり結露している。朝ごはんを食べている間に結露は取れたが、冬場だと厳しそう。