トレーニングアプリ 取扱説明書

このアプリは、高強度インターバルトレーニング(HIIT)などの運動をサポートするために設計された、メトロノーム機能付きのカスタムタイマー機能と、ストレッチ等の運動をサポートするエクササイズ管理機能を持ったアプリです。

画面のスナップショットはデバイスの言語設定が「日本語」の場合と「それ以外」の場合の2種類を並べています。
言語設定が日本語以外の場合でもデータが日本語のため日本語表記される部分が有ります。


1. 起動時の動作


2. 画面遷移

graph_name Training interval Interval Timer インターバルタイマー interval->interval  Start / Stop menu Menu Screen メニュー画面 menuList Menu List Screen メニューリスト画面 menu->menuList 編集 exerciseList Exercise List Screen 運動リスト画面 runMenu Execute Menu Screen メニュー実行画面 menu->runMenu 実行 exercise Exercise Data 運動定義 data Image/Audio 画像/音声 exercise->data editexErcise Edit Exercise Screen 運動定義の編集画面 exerciseList->editexErcise 編集 info Info Screen 情報画面 editexErcise->exercise dm Data Management データ管理 info->dm dm->data


3. インターバルタイマー機能

  1. インターバルタイマー機能

    • あらかじめ設定した時間(例: 3分)をカウントダウンします。
    • 時間がゼロになると、メトロノームのテンポが自動的に切り替わります。
  2. メトロノーム機能

    • タイマー動作中、設定に応じたテンポ(BPM)でメトロノーム音を再生します。
    • 「速いテンポ」「遅いテンポ」 の2種類を切り替えることができます。
    • テンポが切り替わる際には、背景画像も連動して変化し、視覚的にトレーニングのフェーズを知らせます。
  3. 積算時間トラッキング機能

    • トレーニングの総実行時間と、そのうち「速いテンポ」で実行した時間を個別に記録・表示します。
    • この積算時間はアプリを閉じても保存され、次回のトレーニングに引き継がれます。
    • 積算時間は専用のクリアボタン(X)でいつでもリセットできます。

3.1. タイマー画面(速いテンポの画面)

アプリ起動時に表示される画面です。


3.2. 遅いテンポの画面


3.3. 設定画面

タイマー画面の [設定] ボタン を押すと表示されます。


4. エクササイズ管理機能

運動データを名前を付けて定義し、運動データの組み合わせをメニューリストとして名前を付けて定義します。
メニュー画面にはメニューリストの名前が表示され、実行することが出来ます。

運動データとして、表示する画像またはビデオ、読みあげるテキスト、再生する音声または音楽を定義可能です。
それらがメニューリストに定義された順番で実行されます。再生の時間の指定も可能ですが、多少の時間のずれは発生します。

4.1. メニュー画面


4.2. メニュー実行画面


4.3. メニューリスト画面


4.4. 運動一覧画面


4.5. 運動の編集画面

項目 設定内容 備考
カテゴリー 運動のグループ分けをするための文字列です。
自由に定義することが出来ます。
一覧表示時にこの文字列を
第一優先度の並び順として使用します
名前 運動名です。
自由に定義することが出来ます。
一覧表示時にこの文字列を
第二優先度の並び順として使用します
説明 実行時に画面に表示されます。
運動のやりかたを説明するのに使います。
よみ ここに定義された文字列を「読上げ言語」の文字列としてよみあげます。 SSMLのタグが有効です。
読上げ言語 「よみ」をここに定義した言語として読みあげます 下記のローケルコードを指定します
再生時間 音声等を再生する時間を秒で指定します。 指定方法によって再生の仕方が変わります。
画像/動画 選択された画像または動画を表示します。
ゴミ箱アイコンで選択を解除できます。
解除しても画像や動画のデータは削除されません。
「ファイルを選択」または「ファイルを変更」のボタンで選択することが出来ます。
不要な画像や動画は情報画面から
データ管理を呼び出して削除できます。
音声/音楽 選択された音声または音楽の名前を表示します。
再生・停止アイコンで再生・停止することが出来ます。
ゴミ箱アイコンで選択を解除できます。
解除しても音声または音楽のデータは削除されません。
「ファイルを選択」または「ファイルを変更」のボタンで選択することが出来ます。
不要な音声または音楽は情報画面から
データ管理を呼び出して削除できます。

言語 (Language) 国 (Country) ロケールコード (Locale Code)
日本語 日本 ja_JP
英語 アメリカ合衆国 en_US
英語 イギリス en_GB
中国語 中国 zh_CN
中国語 香港 zh_HK
台湾語 台湾 zh_TW
韓国語 大韓民国 ko_KR
フランス語 フランス fr_FR
ドイツ語 ドイツ de_DE
イタリア語 イタリア it_IT
スペイン語 スペイン es_ES
ポルトガル語 ブラジル pt_BR
ロシア語 ロシア ru_RU

再生時間 再生順序 備考
0 1. 画像表示 または 動画が再生開始
2. 「読み」が有れば読み上げ開始
3. 読み上げ終了時に動画が終了していなければ動画終了を待つ
読み上げ途中でも動画が先に終了すれば終わりとなる
4. 終わり
音声/音楽は使われない
0以上
正の整数
1. 画像表示 または 動画が再生開始
2. 「読み」が有れば読み上げ開始
3. 読み上げ終了時にタイマーがスタートし、タイマー終了で終わり
動画が終了してなくても中断される
よみ → 音声/音楽
0以下
負の整数
時間は絶対値
1. 画像表示 または 動画が再生開始
2. 同時に「読み」が有れば読み上げ開始
3. 同時にタイマーがスタートし、タイマー終了で終わり
動画が終了してなくても中断される
読み、音声/音楽
同時スタート

4.6. 情報画面


4.7. データ管理画面


5. その他

5.1. 画像データ

5.2. 音声データ


5.3. SSML (Speech Synthesis Markup Language)

https://cloud.google.com/text-to-speech/docs/ssml?hl=ja
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/ai-services/speech-service/speech-synthesis-markup

5.3.1. SSMLの具体的な書き方の例

  1. 間(ポーズ)を入れる (<break>)
    例えば、「3秒スクワット<break time="1s"/>3秒キープ」のように入力すると、
    「3秒スクワット」の後に1秒間待ってから「3秒キープ」と読み上げます。

    •入力例:  <speak>始めます<break time="500ms"/>3、2、1<break time="1s"/>スタート</speak>
    
  2. 読み方を指定する (<say-as>)
    数字や日付、特定の単語の読み方を強制します。

     •入力例(数字を一文字ずつ読む): 
     <speak>コードは <say-as interpret-as="characters">1234</say-as> です</speak>
     ("コードは いち に さん よん です" と読み上げる)
     
     •入力例(分数): 
     <speak><say-as interpret-as="fraction">1/2</say-as>カップ</speak> 
     ("にぶんのいち カップ" と読み上げる)
    
  3. 発音を直接指定する (<phoneme>)
    特定の単語の発音を、発音記号(IPAやx-sampa)で指定できます。
    これは主に、TTSエンジンが単語を間違って読んでしまう場合に使います。

     •入力例("tomato"をイギリス英語風に): 
     <speak>I say <phoneme alphabet="ipa" ph="təˈmɑːtəʊ">tomato</phoneme>.</speak>
    
  4. ピッチや速さを変える (<prosody>)
    文の一部だけ声のトーンや話すスピードを変更します。

       •入力例(一部を速く、高く): 
       <speak>通常のスピードです。<prosody rate="fast" pitch="high">
       ここだけ速く高く話します。</prosody>また通常のスピードに戻ります。</speak>