Internetに繋がっていない場所でWi-Fi無線LANサーバーを使おう

何処でも、Wi-Fi接続できるサーバーを提供できる環境が有れば便利だと思いませんか?

  • 出張先の現場で仲間との共同作業可能な無線LAN環境
  • 出張セミナーの会場に臨時の無線LAN環境を作って教材を共有
  • 野外活動の現場でスマートフォンからアクセス可能な情報サーバー
  • 野外活動の現場でスマートフォンGPSを利用した参加者の位置確認サーバー
  • など など ローカルな無線LAN環境があれば便利です。

    その様な環境で仮想マシンサーバーを利用できれば貴方のノートパソコンで 簡単にスマートフォンやノートパソコンへサービスを提供可能となります。

ノートPCを使った無線LAN・仮想マシンサーバーの作り方

用意するもの

  1. ポータブル無線LANルーター(USB給電可能なもの)
  2. ノートPC(仮想マシンが使える Ethernet接続可能なもの)

この2つだけです。

ノートPC上のVMware Playerで動かす仮想マシンを他の機器からアクセス可能とするためには 有線接続が必須の様です。Bridg接続を選択した時には有線接続のセグメントに繋ぐように 成ります。その為、Ethernetでの有線接続の機能を持ったノートPCを用意して下さい。

キーポイントは Bridge接続が有線のセグメントに繋がる という点です。

後はポータブル無線LANルーターを繋ぐだけです。ポータブル無線LANルーターへはUSBから 給電できます。長時間の利用を考えている場合USB電池BOX等で給電しても良いでしょう。 電池駆動のポータブル無線LANルーターも有ります。

利用手順

ネットワークの認識の順序によってはVMwareのパケットのルーティング情報が 期待通りと成らないことが有ります。その様な状況を避けるには次の手順で マシンを起動します。

事前準備として購入したポータブル無線LANルーターの設定を確認し 必要なら設定変更をしておいて下さい。

ネットワークアドレスやDHCPの設定に特に注意して下さい。

  1. ノートPCの電源を切る。
  2. ポータブル無線LANルーターとノートPCをEthernetケーブルで接続する。 電源供給用のUSBケーブルも接続する。
  3. ノートPCの電源を入れる。
  4. 後は通常の利用と同じように仮想マシンをBridgeモードで起動するとWi-Fi経由で アクセス可能となります。

Webサーバー + WiFi = 利用者に通信料の掛からないサーバー

無線LAN(Wi-Fi)でサーバーを立てることが出来るようになったら。

  • Redmineサーバーやgitoliteサーバーをノートに入れて持ち出せば 開発用の環境をインターネットが使えない場所でもメンバーと共有して 使う事が出来るようになります。
  • Plone等のWebページ管理サーバーを持ち出せば、 インターネットの使えない場所でもノートやスマートフォンと 情報を共有したり、教育用の資料を提供できたりします。
    アウトドア・イベントにはとても便利な通信料の掛からないサーバーが出来上がります。